ゲームオブスローンズを見ていくと、特に解説もないままに「ヴァリリア鋼!?」みたいにありがたがられているものの、話が進んでいくとだんだんとその貴重さが分かってくる金属ヴァリリア鋼。
今は滅亡してしまったが、古代にヴァリリア帝国という高い文明をもつ国がありそこで作られた金属。現在はヴァリリア鋼を作る技術は失われているため、数少ないヴァリリア鋼の武器だけが残っている。
ヴァリリア鋼自体はドラゴンファイヤを使って鍛造したりなんだりするらしい。よく英語が理解できてない。
アイス(Ice)
代々スターク家に伝わる大剣。エダード・スタークが持っていた大剣だが、タイウィン・ラニスターに奪われてから溶かして2本の剣(Oathkeeper, Widow’s Wail)に作り変えられた。
(ヴァリリア鋼をイチから作ることはできないが溶かして作りなおす技術はあるらしい)
鉤爪(Longclaw)
代々モーモント家に伝わっていた剣。ナイツウォッチ総帥ジオー・モーモントから、ジョン・スノウに譲渡された。柄頭は元はモーモント家のクマをあしらっていたが、ジョンに譲渡する時にスターク家のダイアウルフに作り変えた。
誓約を果たすもの(Oathkeeper)
Iceを溶かして作られた2本のうちの1つ。タイウィン・ラニスターからジェイミー・ラニスターへ与えられ、ジェイミーからブライエニーに譲渡された。
ウィドウズ・ウェイル(Widow’s Wail)
Iceを溶かして作られた2本のうちの1つ。タイウィン・ラニスターからジョフリー・バラシオンに結婚記念に与えられた。ジョフリーからトメンへと受け継がれ、最終的にはジェイミー・ラニスターが所持している。
ヴァリリア鋼の短剣(Valyrian steel dagger)
名称不明。最新の所有者はシーズン7で確定するがあえて書かない。元はピーター・ベイリッシュの所有物であったが、賭けに負けてティリオン・ラニスターに譲渡されたということになっている。それを暗殺者が使ってきたのでティリオンが暗殺を企ててのではという疑いになった。しかし、そのように偽装工作した可能性もあるので定かにはなっていない。
ハーツベイン(Heartsbane)
ターリー家の家宝の剣。ラドウィン・ターリーが所持していたが、サムウェル・ターリーによって勝手に持ちだされる。サムは剣とかの戦闘苦手なくせに。
TV版には出てきていないがヴァリリア鋼の武器として知られているもの
- ブライトロアー(Brightroar)
- ダークシスター(Dark Sister)
- ブラックファイア(Blackfyre)
- ナイトフォール(Nightfall)
- レディフォーロン(Lady Forlorn)
- ヴァリリア鋼のアラク(Valyrian steel arakh)
- ヴァリリア鋼の斧(Valyrian steel axe)
- 嘆き(Lamentation)
- オーファンメーカー(Orphan-Maker)
- 真実(Truth)
- 警戒(Vigilance)
ラニスター家が所持していたもの。トメン2世(ドラマに出てくるトメンではない)がヴァリリア遠征時に持ちだしてから紛失。現在は不明。長い間ラニスター家はヴァリリア鋼の武器を所持していなくて悔しかったのでしょう。タイウィン・ラニスターは金の力で貧しい名家から買おうとしたがどこからも拒絶されたらしい。最終的にスターク家の所有していたIceから2本の新しい剣を鋳造して、晴れてヴァリリア鋼持ちの家に返り咲いた。参考:A Wiki of Ice and Fire
ヴィセーニャ・ターガリエンが所持していた女性向けのヴァリリア鋼の細身の剣。Blackfyreとともにターガリエン家が代々所持していた。アリアがシーズン2で言及している。現在は不明。参考:A Wiki of Ice and Fire
エイゴン・ターガリエンが所持していた剣。現在は不明。参考:A Wiki of Ice and Fire
Harlaw家(グレイジョイ家の祖先)が所持していた剣。参考:A Wiki of Ice and Fire
Corbray家が所持していた剣。参考:A Wiki of Ice and Fire
ドスラクが使う曲刀。ドスラクのCaggoが所持。参考:A Wiki of Ice and Fire
Celtigar家が所持。参考:A Wiki of Ice and Fire
Royce家が所持していたが、戦で失われた。参考:A Wiki of Ice and Fire
Roxton家が所持していた。参考:A Wiki of Ice and Fire
リセネの貴族であるMoredo Rogareによって運ばれた。参考:A Wiki of Ice and Fire
Hightower家が所持していた。参考:A Wiki of Ice and Fire
ヴァリリア鋼と思われがちだけど違うもの
剣に名前をつけると、いかにもヴァリリア鋼の宝剣のように思われてしまいがちだが、ヴァリリア鋼でなくても名前のついた剣がある。
ニードル(Needle)
アリアがもつ細身のサーベル。女子でも扱えるような軽くて細い剣でジョン・スノウからプレゼントされた。姉のサンサは裁縫の針、私には針の剣という意味が込められている。ウィンターフェルの名職人ミッケンに作られた良品ではありそうだが、ヴァリリア鋼ではない。
※一時期スターチャンネルの日本語公式サイトの用語集で、ニードルの解説でヴァリリア鋼という記述があった(今は見られない。アーカイブ参照)、小説の方でもドラマ版でもニードルがヴァリリア鋼であるとは誰も言っていない。そもそも落とし子で虐げられていたジョン・スノウが家宝ともなりそうなヴァリリア鋼を使って剣を作ってプレゼントするなんていうのもあり得ない。
ハートイーター(Hearteater)
ジョフリーがWidow’s Wailをもらうまで使っていた剣。サンサに自慢げに見せているが、これがヴァリリア鋼である描写はなさそう。
ヴァリリア鋼の武器考察
ヴァリリア鋼の武器は素晴らしい切れ味をもち、ドラゴングラスと同じようにホワイトウォーカーを一撃で倒す効果を持つ。
なぜ、どちらか一方だけでなく両方に対ホワイトウォーカーの特殊効果があるのか?なにか双方に共通点があるかと思われる。
ヴァリリア鋼は古代ヴァリリア人のみが鋳造できた金属。ヴァリリア人はドラゴンを手なづけることができた民族。ヴァリリア人とドラゴンは密接な関係。
wikiサイトによると、‘forged with dragons’ という記述があり(出典は小説版)、ドラゴンと共に鋳造された?というよく分からない記述があり、ヴァリリア鋼とドラゴンは関係があるように思える。
一方で、ドラゴングラスは黒曜石のことだがウェスタロスではドラゴングラスと呼ばれている。こちらも名前からなにかドラゴンに関係しそう。ドラゴン絡みのものがホワイトウォーカーに効果があるのだろうか。
ゲーム・オブ・スローンズを見るには?
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意外と安い?ブルーレイBOX
第1〜7章のブルーレイBoxが販売してあります。7章分の大ボリュームでこの値段。自分のコレクションに加えられるならばアリじゃないでしょうか。
Amazonプライムビデオ
オススメはAmazonプライムビデオです。2018年1月末からプライムビデオでシーズン1〜6まで見放題になりました。
2019年10月時点では、プライムビデオでシーズン1〜7まで見放題です。
Amazonプライムビデオ「ゲーム・オブ・スローンズ」
シーズン8は定額見放題では見られませんが、スターチャンネルEXというのに追加で加入すれば観られます。
シーズン8はレンタル販売しているのでそれを購入すればAmazonプライムビデオでも閲覧可能ですが、少し割高です。
スターチャンネルEXは月額980円なのでそちらに加入したほうが安いです。
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いちばん安い閲覧方法としては、シーズン1〜7までをプライムビデオで観て、そのあとシーズン8をプライムビデオのスターチャンネルEXで観るのもオススメです。
小説版のゲーム・オブ・スローンズ
小説版もかなりのボリュームがありますが、ドラマ版とはまた違った詳しい描写が記述されていてファンなら楽しめると思います。
小説版は、ゲーム・オブ・スローンズというタイトルではなく各部ごとにわかれています。改定新版と早川書房版とハヤカワ文庫SF版とごちゃごちゃと各社から出ているので探しにくいです。
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ちなみにドラマ版の方が原作である小説版よりも先に進んでいます。小説版の六部はどんなストーリーになるのか楽しみです。
また小説版の第n部とドラマ版の第n章は対応していません。ドラマ版は、小説からピックアップしていたりするので混ざっています。
ゲーム・オブ・スローンズ洋書版
Kindle版の洋書ゲーム・オブ・スローンズは、びっくりするほど安いです。
私が購入したときは、1〜5巻セットのものが1700円!でした。
定価でも4592円でいつも割引されていて2000円代で販売していたと思います。
英語学習の一環として、自分の大好きなストーリーを読むのは良いと思います!
詳しい解説ありがとうございます。ドラマを見る上で参考になりました。
原典(英語版)を読んでおらず推測ですが、鋼には鍛造鋼・鋳造鋼の両方があるものの
forgedは鍛造を指すので、ヴァリリア鋼の刀剣類は鍛造品ではと思います。
(ラニスター家謹製の二振りは技術的に怪しいですが)
日本刀は鍛造ですが、中性ヨーロッパの剣の多くは鋳造だったので鋳造の可能性も
捨てきれませんが、切れ味や貴重性を重んじると前者を採用したのではないかと。
そういった想像をしながら観ることもできる、とてもおもしろい作品ですね。
コメントありがとうございます。なるほど、鍛造と鋳造をよく理解していなかったです。