「暗号解読」を読んだ

久々の書籍紹介記事です。

最近、通勤時間が長くなったので、読書量が増加しました。これからもどんどん本を読んで面白かった本を紹介していきたいと思います。

今日紹介するのは、「暗号解読」。 文庫本化されて上巻・下巻でお求めやすい価格です。
技術的に難しい話(特に後半)はよく分からなかったのですが、暗号の歴史としてストーリーをワクワクしながら読めるので面白かったです。

暗号解読 上巻
古典的なカエサル暗号や
暗号機エニグマなどを紹介
暗号解読 下巻
マニアック言語ナヴァホ語を暗号に。
古代文字、公開鍵暗号、量子暗号

古くから存在する暗号について歴史と併せて紹介していく読み物です。暗号解読といってもハッカー的な悪いことが書かれている話ではなく、純粋に文章を暗号化して他人に読まれないようにするという技術について紹介しています。

スコットランド女王メアリーの陰謀が、暗号解読によって発覚し、断頭台にて処刑されてしまうことなど、暗号にまつわる様々なドラマが紹介されています。暗号作成者と暗号解読者のいたちごっこ的な競争の歴史が紹介されています。

  • カエサル暗号(シーザー暗号)といった単純な技術
  • 頻度分析などにより解読する方法を発明
  • ならばと弱点を強化した暗号を発明
  • ナチスの暗号機エニグマ
  • ナヴァホ族コードトーカー(これを題材にした映画があった)
  • 古代文字の解読
  • 最強の公開鍵暗号
  • 量子暗号

先にも書きましたが、後半の難しい暗号解読のための難しい技術解説はともかく、どのような仕組みで暗号がなりたっているのか?という話は非常に興味深いです。


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