HDDが読み込めなくなってデータ復旧したお話

こないだ、iMacで使ってるUSB外付けHDDが、読み込めなくなったんです。

こっちのHDDは大容量目的で、動画とか写真とかiTunesライブラリ置き場にしてました。なのでシステム動作にはなんら影響せず。

ディスクユーティリティの復旧使ってもエラーになるんですが、ハード自体の故障ではなく、ファイルシステムの障害みたいな。フォーマットしなおせば使えそう。でも出来れば消したくないなと。

そこで試してみたのがデータ復旧のソフトウェアです。無料でそういったツールがあるのは知ってたのですが、「ツールを使う事で復旧不可能になる可能性があること」「使うなら無料で試さず、信頼のおける製品を買うべき」って意見があったので、復旧できるデータ (昔の思い出の写真など) の価値はプライスレスだし、1万円くらいのソフト買いました。
この辺はデータの価値で判断した方がいいでしょう。

ソフトはデータレスキュー3です。検索してみると復旧できたって記事は多数見られたので定評ありそう。
データレスキュー ライト版 3.2.3(¥9,500)App
カテゴリ: ユーティリティ
販売元: iGeek, Inc. – iGeek K.K.(サイズ: 15.3 MB)
全てのバージョンの評価: (17件の評価)


AppStoreで売ってるライト版を購入すれば、製品版に無料アップデートしてくれるようです。無料でっていうか、ライト版のくせに製品版と同等の価格なので別にお得ではないですが、AppStoreで買った方がライセンス的に楽だったのでそこで買いました。

なんか昔のブログ記事とかで混乱したのですが、以前は「デーレスキュー3 External Drive Recovery」ってのがあったようで5千円ぐらいで買えたようなのですが、残念ながら今はなくなってます。どうやらそれがライト版になって製品版と同等の価格になって、さらに無料アップグレードできるみたいなよくわからない事になってるみたいな。

とりあえず無料体験版で試して、復旧可能性を確認してみて、どうやら全部復旧できそう。で、購入して半日かがりで復元しました。

フリーソフトでも復旧できたかは不明ですが、買って復元できたのは買ったかいがありました。

もっとちゃんとバックアップとろうね。ってことで、NAS購入して外付けHDDからNASへ定期的にバックアップとろうと思います。 (cronでrsync?)

買ったNASはこちら。

BUFFALO 高速モデル NAS(ネットワークHDD) 【iPhone5対応(WebAccess i)】 2TB LS-V2.0TLJ
バッファロー (2011-11-12)
売り上げランキング: 263

NASとはいえ、結局ファイルサーバなので電源つきっぱになるのやだなあと思って、Macでも電源管理できるやつ買いました。てこずりましたがwake on LANで動いてくれます。

能動的にNASに直接アクセスすることはないので、マウントすらしなくても良い気がして来ました。

そのへんのバックアップ体制についてもおって記事書こうと思います。

それでは快適なHDD復旧ライフを!


はがき作家の宛名データをcsv変換して、はがきデザインキットに取り込む

年末といえば年賀状ですね。
Windowsメインだったときは、年賀状の宛名書きに「はがき作家 Free」を使っていました。これはこれで無料とは思えないくらい優秀なものだったのですが、macを使うようになって、郵便局が提供している無料ソフト「はがきデザインキット」に移行したいと思っていました。

ところが、はがき作家Freeは、CSVへのエクスポート機能がありません。有料版を買えばあるそうなんですが、そのためだけに有料版を買うのももったいないです。一度はがき作家Freeを使ってしまうとなかなか抜け出せなくなってしまうという。。。まあ無料版だからそういう戦略なんですよね。

しかたがないので今までは、VirtualBoxでWindowsを起動してはがき作家Freeを使っていました。

満を持して、はがき作家Freeの宛名データhwa形式を解析して、csv出力するプログラムを作成しました。

hwaconv.zip


この記事は2012年当時のものではがき作家6のものです。はがき作家6からv4形式で保存して変換してください。
はがき作家7移行にアップデートしてしまうとv4形式のhwaファイルに保存できなくなるため、一度アンインストール後はがき作家6をインストールしなおすことで、v4形式に保存できるようになります。はがき作家6の入手方法は「hwf624ip.exe」などでググってみてはどうでしょうか。
そのように入手した実行ファイルは危険な可能性もありますので、参考までにhwf624ip.exeのmd5ハッシュ値はこれです。
$ md5sum hwf624ip.exe
457dd47279a1217b1a4f381df5b52433 hwf624ip.exe

まずははがき作家でファイルを別名で保存し、v4形式のhwaファイルで保存します。
最新の形式は解析できませんでした。v4形式はわりと読めます。

コマンドプロンプトからこのツールで、引数にv4形式で保存したhwaファイルを指定してください。output.csvというのが出力されます。

つぎは、はがきデザインキットで「あて名面作成」から「住所読込」を選択し、「CSVファイル読み込み」を選びます。ここでファイル選択になるので先ほど出力されたoutput.csvを選択します。

連名については、はがき作家は名前しか保存してなかったため、姓は入りません。連名の姓の出力に対応しました。(はがき作家はスペース区切りで入力することで姓を入力できました)また連名の数は3件しかできないため、はがき作家で4人以上の連名を登録していると、消えることになります。
こんな感じで、無事取り込むことができました。

hwaconv.zip

注意点

解析ができずに、決め打ちで読み込んでる部分が一部あるため、csv出力できないこともあるかもしれません。
はがき作家では連名を4人など登録できましたが、はがきデザインキットでは3名までなので、4人目以降の登録ができません。

ホントは今年の年末の年賀状書きは、これで変換してはがきデザインキットへ完全以降としたかったのに、間に合わなそうになったので今年もVirtualBox使っちゃいました。

Pythonで作成したものです。ソースも公開しましたのでおかしい点があったらぜひ修正してくださいw
civic/hwaconv-github · GitHub


Windows以外で実行する場合は、pythonのソースコードから起動すれば実行できます。

2013/01/03追記:
連名の姓の出力に対応しました。またCSVのヘッダを出力することで、CSVインポート時に列指定が簡単になりました。(特に変更する必要がなくなりました)


Python用IDE「PyCharm」を購入してみた

12/21に「マヤ暦が〜」ってことで「InteliJ IDEA」などの各種言語向けIDEを提供しているJetBrains社が、なんと75%Offのセールをしていました。12/21限定でした。事後のネタでスミマセン。。

75%オフなんていうと、無意味に飛びついちゃいそうで、有名なInteliJ を見て75%Offでも$50近いのかー高けー!って思いつつ、Web Storm($12)と、PyCharm($25)を購入しようと思いました。でも直前で「Zen-Codingマスターしてからにしろ」って神の声が聞こえたので、Web StormはやめてPyCharmだけにしました。Web Stormは特に欲しいわけでもなかったのですが安かったので買おうとしただけでした。

PyCharmはPython用IDEにいいものがなかったので、ちょろっと触ってみてGAEでも動かせるし、自前importライブラリも補完してくれたので即決。アイコンも可愛らしいし良い感じです。

すこし触ってみたちょっとした感想。

  • 日本語はないけど、この手のツールは特に英語でも困らない
  • デバッガ機能でブレークポイント、変数ウォッチ、ブレークポイントのスコープでのコード断片の実行可能
  • 設定は膨大すぎてまだ把握しきれてない。でも検索あるから必要なときに必要な設定はすぐ見つかる

Viキーバインドとかにカスタマイズしていきたいけど、とりあえず自分の開発を妨げない程度に、少しづつカスタマイズしてマスターしていきたいです。