Strutsメッセージのまとめ-(5)

前回(Strutsメッセージのまとめ-(4))からの続きです。

5.validatorでのエラーメッセージ

validatorは入力のチェックやメッセージの表示を、設定で行うためのフレームワークです。
例えば、このフィールドは、必須入力チェック。また別のフィールドは数値入力+範囲(1~12)のチェックを行う。
というように、汎用的な入力チェックを行うことができます。

screen.png

今回は、このvalidatorを使って入力チェックを行った時の、メッセージ表示の指定方法について説明します。
色々なパターンがあるので、全パターンを網羅してみました。
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Strutsメッセージのまとめ-(4)

前回(Strutsメッセージのまとめ-(3))からの続きです。

4.validateでのエラーメッセージ

今回紹介するvalidateでのエラーメッセージは、妥当性検証時に発生するエラーメッセージです。
ActionFormにセットさせない場合に、使用するメッセージです。

ところで、ActionFormのvalidateメソッドは、古いStrutsから存在する妥当性検証の機能です。
validator(次回説明)を使えば、validateメソッドを使わなくてもよいのですが、
validateメソッドの方が、簡潔で分かりやすい点もあるため、まだ利用価値はあります。
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Strutsメッセージのまとめ-(3)

前回(Strutsメッセージのまとめ-(2))からの続きです。

3.Actionから通知されるエラーメッセージ

ActionMessagesと、ActionMessageを使う点は、2.の通常メッセージと同じです。

以前からStrutsを使っていた人は、ActionErrorsとActionErrorを使っていたと思うのですが、これはStruts1.2からは使われなくなりました。
ActionErrorsは、validateメソッド(次回説明)での戻り値として、まだ利用するのですが、ActionErrorは、非推奨になっています。

「Actionから通知されるエラーメッセージ」は、validateメソッドや、validatorで使われる妥当性検証とは、ちょっと違います。
妥当性検証は、入力データとして妥当かどうかの簡単なチェックしか行いません。
その代わり、データベースなどを使用せずに、JavaScriptでチェックしたり素早い確認が可能です。
一方、「Actionから通知されるエラーメッセージ」は、妥当性検証をパスしたが、業務ルール的にエラーになったりした場合です。
データベース上での整合性や、他のシステムと連携して入力チェックをしたり、入力は問題ないが、システム上の問題で、エラーが発生したりする場合に使用されます。
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